完全無料で自前のポートフォリオを作る方法【WordPress編】
2019年2月11日
デザイナーにとって欠かせないのがポートフォリオの作成です。
転職するにも、フリーランスとして活動していくのにも欠かせません。
ポートフォリオとはデザイナーの「作品集」です。
そのデザイナーが何が得意で、どれくらいの力量を持っているのか、今までどんな仕事をしてきたのか手っ取り早く知ることができるのがポートフォリオ。
ポートフォリオといってもその形は様々です。大まかに以下の方法で用意する多いです。
- 自分でサイトを用意する
- ポートフォリオサービスを利用する
- 印刷形式のPDFで用意してGoogleドライブなどにアップロードする
今回は自分でサイトを用意する場合について、その方法を紹介していこうと思います。
必要なもの
ポートフォリオを作成するのに必要なものは以下です。
- サーバ
- html / wordpress
- 載せる作品
私はWordpressを使用したポートフォリオの作成をおすすめします。
理由としては、主に以下の二点です。
- テーマを使えばすぐに作成できる
- 投稿機能があるので、作品が増えても楽
ポートフォリオ向けのテーマを利用することで、準備さえ整えば簡単に作成できます。
サーバーを契約する
サイトを作成するのにまず必要なのがサーバーです。最近ではWordpressを利用できる無料のレンタルサーバーも増えてきています。
一時的に必要なだけであれば、無料で済ましてしまって良いでしょう。
今後も長く使っていきたいと思っているならば、少なくともサーバーは有料プランを契約したほうが何かと便利かと思います。
無料レンタルサーバーのメリット・デメリットを簡単にまとめてみます。
無料レンタルサーバーのメリット
メリットは何といっても無料なところです。一時的に必要な場合や、試験的に利用したい場合に使えます。
今回のように、就活などで一時的にポートフォリオを用意したい場合や、有料版をいきなり使う前に、いろんな無料版を試してみたい・・・。そのうえでどこの有料プランを契約するか決めたい・・なんて時にぴったりです。
無料レンタルサーバーのデメリット
デメリットは、有料版に比べ機能が限られているところです。また、無料版は広告が自動で挿入される場合が多いですね。
ドメインが自由に選べない、容量が少ない、などの制限がかかることもあります。用途を考えるとやはり無料では賄えない、なんてこともあり得ますから、事前に下調べをしておきましょう。
ポートフォリオの場合、当然作品の数が増えてくると画像の枚数が増え容量を圧迫することになります。長期的に活用していくつもりなら、有料のレンタルサーバーを視野に入れておきましょう。
WordPressが使える無料のレンタルサーバー
Xrea
GMOが運営するレンタルサーバーです。XREA Freeという無料プランがあります。
-
月額:無料
- 容量:1GB
- マルチドメイン:〇
- WordPress:利用可
- 広告:あり
月額191円のXREA Plusプランにすると、容量は64GBに増え、広告は出なくなります。非常に安価な有料プランです。
WordPressを使うなら無料から始められるXREA(エクスリア)
Star Server
無料のレンタルサーバープランからさらに3つのプランを選ぶことができます。WordPressが利用できるのはフリーPHP+MySQLプランのみ。プランによって機能や広告の有無に差があります。
Wordpressの利用できるプランは広告の表示がありますが、スマートフォンのみなので、ポートフォリオなどのPCがメインのサイトにはちょうど良いですね。
容量:2GB
サブドメイン:50個
Wordpress:利用可
広告:スマートフォンのみ
XFREE
レンタルサーバーで有名なXサーバーのフリープランが独立してできたのが、この「XFREE」です。無料レンタルサーバーからさらに、「HTMLサーバー機能」「PHP・MySQLサーバー機能」「WordPress機能」の3つのプランが選べます。以下はWordpress機能を紹介。
容量:2GB
独自ドメイン:5個
Wordpress:利用可
広告:あり
WordPress.com
その名の通りWordpress特化型のサービスです。Wordpress以外での利用を考えていない場合はこちらが手っ取り早いですね。
ただプラグインやテーマに縛りがあるようなので注意が必要です。
容量:3GB
サブドメイン:利用可
Wordpress:利用可
広告:あり
WordPressをインストールする
サーバーを契約したらWordpressをインストールしましょう。Wordpressが利用可であったり、Wordpress専用プランの場合は初めからインストールされていたり、管理画面からクイックインストールできる場合が多いです。
初期状態でインストールがされていない場合は、クイック機能などを利用してインストールを済ませましょう。
ポートフォリオ向けのテーマを選ぶ
WordPressの強みの一つがテーマ機能です。
無料で使える、ポートフォリオ向けのテーマが数多く公開されています。
テーマをインストールするだけで、簡単にサイトのレイアウトを変更してカスタマイズすることができますので、自分の作品に合うテーマを選びましょう。
作品を載せる
テーマが決まったら、投稿機能から作品を投稿しましょう。
ここで注意しておきたいのは、実際の案件で作ったものを載せる場合は、発注元の許可をもらう必要があるということです。
もし許可なく乗せる場合は、トラブルになる可能性を考えなければいけません。
どうしても載せたい場合には、Basic認証をかけるか、プラグインなどを利用してパスワードをかけましょう。
まとめ
デザイナーとしてやっていくならポートフォリオはいずれ必要になるものです。
Wordpressを使って簡単にハイクオリティなポートフォリオを手に入れましょう!